スキルとしてのディスカッション
ディスカッションが苦手な日本人
日本人のコミュニケーションスタイルは行間に「含み」が多い
「ハイコンテクコンテクスト(High Context)型」
であると言われており、欧米に多い「ローコンテクスト型」の人々からは、言いたい事が分かりにくいとよく指摘されます。
ディベートやディスカッションにおいて、ローコンテクスト型の欧米人は、自分が思っていることをはっきりと言っても、人間関係には影響しないことがほとんどです。
「バックグラウンドの違う人間が違う意見を持っていても当然だ」
という前提があるからです。
一方、日本人は相手と違う意見を言うことに心理的な抵抗がある場合が多く、対立が起きれば人間関係に影響すると過剰に心配する方も少なくありません。
また実際にちょっとした議論でお互いの感情がエスカレートし、対立が起こる事例があることも事実です。
しかし、本来のディスカッションとは勝ち負けを競うものではなく、お互いの考え方や思いを理解するためのものです。グループ会話でいったん良い流れができると、深いコミュニケーションの場にすることができます。
グローバル化で重要なスキル
ボーダーレス化が進み、海外との取引や外国人を含むプロジェクトに関わる機会は年々増えています。それにつれてグローバルコミュニケーションのシーンで、ディスカッションを通じて自らの意見をはっきりと伝え、相手を理解した上で最善策を見つけるスキルの重要性が高まっています。
さらに「英語」でディスカッションを行うともなれば、ハードルはさらに高まります。ただ必須スキルとしてのディスカッション能力を見直さなければ、せっかくのビジネスチャンスを見逃してしまう事も少なくありません。
ただ実際にビジネスコミュニケーションでは口頭での会話以上に、文章で行われるシーンが多いのも事実です。
そこでメールの代わりにフローパッドを活用することで、落ち着いて考えをまとめ、正確にディスカッションする事が可能になります。また同僚がうまい英文で意見を述べているのを見ながら、使えそうな表現を学ぶこともできます。
また議論全体の流れが見渡せるので、参加者全員で誤解から話がこじれるのを防止する(また振り返って検証する)のも容易になります。
【参考情報】
ハーバードビジネスレビュー記事 (2015.12号)
「Getting to Si, Ja, Oui, Hai, and Da」(英語)
*グローバル交渉のヒントがいっぱいです
コミュニケーションシステム「フローパッド」は、日常生活からビジネスシーンまで様々なシチュエーションでのグループ会話に対応しています。社内のコミュニケーション研修や、人材教育系セミナー、eラーニング、学校教育の場などでご活用ください。
フローパッドでグループ会話を通じて様々なメンバーとの議論を重なることで、いろいろなシチュエーションで自信を持って発言できるスキルをトレーニングすることができます。
事例は「ルーム設置例ページ」に記載していますので、ぜひごご覧ください。